地球の歴史を物語る宝石、アンモライト

約4億年前に現れ、中世代白亜紀の末に恐竜などと共に地球上から絶滅したアンモナイト。
カナダがまだ亜熱帯の海だった7,000万年前に、ロッキー山脈付近に生息していたと言われています。

そして太古の海が後退して陸地となるときの強い圧力と、豊かなミネラルを含んだ堆積物の力によって、奇跡的な色を持つ鉱石となりました。

1908年、カナダ地質調査隊の一員がアルバータ州のセント・メリーズ川に沿って、アンモナイトの鉱化した化石を発見しましたが、商業化に値する十分な品質の物は発見されませんでした。

1977年に設立されたKORITE社は独自に採掘する鉱山を持ち、1981年に高品質なアンモナイトを発見。
同年、国際宝石貴金属連盟によって正式に宝石と認定され、「アンモライト」という名を与えられました。

鉱石化した化石から採れるこの宝石は埋蔵量に限りがあり、今ではほとんど採掘されない希少性から、年々価値が上昇。
採掘には制限が設けられている為、選び抜かれた特約店でしか販売されていません。

アンモライトのグレードは、色の数(赤・着・緑・青・紫)、明るさ、鮮明さによって分けられます。
色の数が多く、シャープに、明るく輝くもの程、高いランクが与えられます。
その中でも特に、青・紫の発色が鮮やかなアンモライトは数が少なく、高価な傾向があります。